こんにちは!
しがない雑食系クリエイターのはまやん(@hama_paz)です!
10/21にクリエイターの祭典である「AdobeMAX」の開催に合わせてAdobe製品の大型アップデートが公開されました!
もちろんPhotoshopmpアップデートされていますよ!
早速アップデートしてみて色々触ってみましたが、結論から言うとAI(自動解析)が強烈に強化されたアップデートでした!
細かいアップデートも含めればかなりの数がありますので、今回は僕がこれはヤベェ!ってなった新機能をピックアップしてレビューしていきます!
こんにちは! しがない雑食系クリエイターのはまやん(@hama_paz)です! 突然ですが皆さん、Adobe Creative Cloudはご存知ですか? 簡単に言うとAdobeが提供しているクリエイティブソフト全般の事で[…]
Adobe Creative Cloudのコンプリートプランをライセンス料が年間68,160円(税込74,976円)かかります。
金額にすると結構な額なので、できるだけおトクに購入したいですよね?
デジタルハリウッドのオンラインスクールを受講するとセットでAdobe Creative Cloudの学生・教職員個人向けライセンスプログラムが年間36,346円(税込39,980円)で付いてきます!
おトクに購入出来るのでもすごいのに、オンラインスクールなのでクリエイティブソフトの使い方を一緒にオンラインで学べます!
ソフトと講座の両方セットでかなりお得なプランなのでデジハリでの購入を検討してみては?
空を置き換え
まずは先行で公開されていた今回の目玉の1つである「空を置き換え」になります!
上の画像からもわかる通り、なんと空を解析して別の空に置き換えちゃうっていうトンデモ機能です!
使い方は画像レイヤーを選択して「編集」から「空を置き換え」を押します。
すると別ウインドウが出てきますので変更したい空のイメージを選択します。
標準で用意されているプリセットの他に自分で画像を追加する事も出来ます。
好みの空を選択すると、AdobeのAIが自動で解析して空を置き換えてくれます!
空の合成部分のエッジの調整や、なじませ具合なども調整できます。
そして空の画像を解析しているので空以外の画像の色味も合わせて調整してくれるんです!
自動で置き換えてくれるだけでもありがたいのに色味まで調整してくれるとは…!
すごいぞAdobe!
OKを押すと元のレイヤーの上に空のグループレイヤーが追加されています。
全部結合された画像になって生成されるのではなくレイヤーになって出てきますので、細かい部分の調整が自分の手でしやすいのもありがたいですね!
うむ、神機能!
ニューラルフィルター:肌をスムーズに
続いても目玉機能の1つである「ニューラルフィルター」です!
ニューラルフィルターには様々な機能があるのですが、その中の「肌をスムーズに」フィルターをご紹介します!
ニューラルフィルター自体はAdobeのAI技術を駆使して、画像を解析して様々なフィルターをかける機能になります。
他の機能についてもピックアップして後述していきます!
使い方は「フィルター」から「ニューラルフィルター」を選択します。
すると画面が切り替わりますので右側のパネルから「肌をスムーズに」を選択します。
初めて使う場合はダウンロードすれば使えるようになります。
ダウンロードが完了したら、顔を認識して肌をスムーズに調整してくれます!
また下のスライダーでスムーズ具合を調整も可能です。
あとは右下のOKを押すとモデルさんのお肌がキレイに仕上がりました!
これは世の奥様には朗報ですよ!
ビフォー
アフター
こちらのフィルターも元のレイヤーと分けて生成されるので後から微調整も可能ですよ!
ニューラルフィルター:スマートポートレート
お次もニューラルフィルターの中にある「スマートポートレート」です!
こちらは画像を見てもらえばわかると思いますが、顔を笑顔にしたり向きを変えたりとバッキバキにいじる事が出来ちゃいます!
個人的にこの機能が一番えげつない新機能だと思います!
使い方は「フィルター」から「ニューラルフィルター」を選択後に、ベータ版のアイコンを押すと中に「スマートポートレート」が出てきます。
ここで各項目を調整していきます。
ビフォー
アフター
表情や年齢などを調整出来るんですが、使ってみた感じ大量の人物の顔の画像を解析して上手く合成してくれているようです。
ここまで出来たら後は解析出来なかった部分を微調整すればOKですね!
僕も本業のモデルレタッチでポージングは良いけど表情が微妙だから別のカットから移植するって作業を何回かした事あります。
その作業はメチャクチャ手間がかかるんですが、これならちょちょっと調整するだけで簡単に出来そうですね!
ニューラルフィルター:カラー化
続きましてニューラルフィルターから「カラー化」のご紹介です!
こちらはモノクロの写真を解析して彩色してくれる機能になります!
使い方は「フィルター」から「ニューラルフィルター」を選択後に、ベータ版のアイコンを押すと中に「カラー化」が出てきます。
後はAIが自動で画像を解析し彩色してくれます!
色を調整したいなら右側の「カラー」を押して焦点を調整すればOKです!
ビフォー
アフター
こちらは元画像がカラーなのでどのような色味かわかっていますが、それでもかなりの精度で彩色してくれていますね!
ニューラルフィルター:深度に応じたかすみ
またまたニューラルフィルターの機能の1つである「深度に応じたかすみ」になります!
こちらは画像の被写界深度を解析して「かすみ」と呼ばれるモヤを追加してくれます!
使い方は「フィルター」から「ニューラルフィルター」を選択後に、ベータ版のアイコンを押すと中に「深度に応じたかすみ」が出てきます。
あとは自動で解析してかすみを追加してくれます!
また、かすみの量や色温度も調整できます。
ビフォー
アフター
これの何がすごいって皆さん一度は憧れる合成画像を作る時に深度に応じたかすみを使う事で馴染ませやすくなるんですよね!
地味にその作業がリアリティを出す時に重要になってくるのでこれは嬉しい機能です!
合成画像の手順についてはこちらの記事で詳しく書いています!
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ニューラルフィルター:メイクアップを適用
またまたまたニューラルフィルターになりますが、「メイクアップを適用」になります!
こちらは別の画像を解析してメイクの色味などを適用してくれます!
使い方はまずメイク元の画像を別のドキュメントで開いておきます。
次に「フィルター」から「ニューラルフィルター」を選択後に、ベータ版のアイコンを押すと中に「メイクアップを適用」が出てきます。
右側のパネルで参考の画像を先ほど開いておいた画像を選択すると解析してメイクを適用してくれます!
ビフォー
アフター
パターンプレビュー
こちらはパターンを作成するのがかなり楽に出来るようになった機能になります!
以前までは通常のカンバスの中だけで作成して、連続する部分などのプレビューをするのが面倒でした。
しかし今回よりプレビューしながら作成する事が出来るようになったんです!
使い方は新規ドキュメント作成の時に「アートとイラスト」から「1000ピクセルグリッド」を選択します。
次に「表示」から「パターンプレビュー」を選択します。
あとは自分の好きなように画像やイラストなどを配置したり、描いていくと連続する部分を確認しながら作業をする事が出来ます!
この機能のすごいところは青線内のカンバス内だけでなく外側で画像を動かしたり描いても適用されていくんです!
注意点としてはレイヤーマスクなどはカンバス内しか反映されないみたいなのでマスクを適用させるかスマートオブジェクトにしておきましょう!
パターンが出来たら「編集」から「パターンを定義」を選択して保存したら完了です!
クイックアクション
こちらはヘルプウインドウから決められた作業をワンクリックで適用させる事が出来るようになりました!
使い方は「ヘルプ」から「Photoshopヘルプ」を選択します。
するとヘルプウインドウが出てきますので「クイックアクション」を選択しましょう。
するとあらかじめ決められた4つのアクション機能をここからすぐに適用させる事ができます!
あとは必要なアクションを選んで適用させていくだけで完了です!
上記の画像にもありますが、他のクイックアクションも近日追加予定なので何が追加されるのか楽しみですね!
選択とマスクの強化
こちらは今まであった「選択とマスク」の機能が強化されて、より高度に選択範囲を作る事が可能になりました!
使い方は画像を選んで「選択範囲」から「選択とマスク」を選択します。
そして追加された項目は右側の調整パネルの真ん中あたりにある「調整モード」になります。
「カラーに応じた」と「オブジェクトに応じた」の2つのボタンを押す事で精度を調整する事ができます。
「オブジェクトに応じた」を押した場合の髪の毛
「カラーに応じた」を押した場合の髪の毛
パッと見わかりにくいですが、髪の毛を切り抜く時にだいぶクオリティが変わってきますので、必要に応じてボタンを切り替えて使用すると吉ですね!
コンテンツに応じたトレースツール
ペンツールもついに自動で解析してくれる時代に突入しました!
この機能は画像のエッジを検出してそれにそってパスを作成する事が出来る機能になります!
使い方はまず「環境設定」から「テクノロジープレビュー」を選択します。
「コンテンツに応じたトレースツールを有効にする」をチェックして一旦Photoshopを再起動します。
再起動後に使用可能になります。
ツールパネルのペンツールのアイコンを長押しすると「コンテンツに応じたトレースツール」が出てきますので選択します。
あとは画面上部の調整パネルの「ディテール」のスライダーを調整すると青いラインが出てきてエッジを検出してくれます。
あとはエッジ付近にカーソルを持っていくと点線が表示されるのでクリックするとパスが生成されます!
続きのパスを引きたい場合はShiftキーを押しながらクリックすると検出したパス同士を連結させてくれます。
当ブログの管理人がオススメするPhotoshopを学べる書籍をご紹介します!
ポイントをわかりやすく押さえて解説されてますので、すぐに実践したくなりますよ!
デザイナーのトミナガハルキさん著書のズボラPhotoshop!
「デザイナーなのにズボラするなんて…どうなの?」と思われるかもしれませんがそれはノンノンです!
「簡単なのにカッコイイ、オシャレ」「作ってて楽しい」を元に手順を出来るだけ簡略化した55のテクニックをご紹介しています!
デザイン初心者さんの悩みの1つである「カッコイイものを作りたいのにどうやって作ればいいかわからない」を解消する事間違いなしですよ!
まとめ:Photoshop2021は以前とは全くの別ソフト
いかがでしたか?
今回は新機能をピックアップしてレビューしていきました。
冒頭でも書いた通り、今回のアップデートはAdobeが収集したデータを基に様々な自動解析を使ったツールが追加されました。
元々はスマホアプリであった機能をベースに作られてはいますが、それらをPhotoshopに持ってきたのがさすがはAdobeですね!
ここ最近のアップデートの中で一番変化が大きいのではないでしょうか?
1つ前の2020と2021では全く別のソフトになっているかと思います。
またAI技術や自動解析のツールは使えば使うほど精度や機能も向上していくので半年経てばまた使用感も違ってくるはずなので、ガシガシ使っていきます!
これからガッツリPhotoshopを触ってみたい方や、他のソフトも大型アップデートされていますので、これを機会に他のソフトも触ってみたい方は
以下の記事にソフトの紹介をまとめていますので読んでもらえれると嬉しいです!
こんにちは! しがない雑食系クリエイターのはまやん(@hama_paz)です! 突然ですが皆さん、Adobe Creative Cloudはご存知ですか? 簡単に言うとAdobeが提供しているクリエイティブソフト全般の事で[…]