こんにちは!
しがない雑食系クリエイターのはまやん(@hama_paz)です!
皆さんはスキンレタッチをご存知ですか?
いわゆる「肌のくすみやシワを取ってキレイにする」テクニックなのですが、Photoshopをやる人なら一度はやってみたいテクニックですよね?
実はコツと気をつけるポイントさえ掴めば誰でもスキンレタッチが出来ちゃいます!
この記事を読む事でスキンレタッチの方法が学べるのでぜひ参考にしてみてください!
スキンレタッチの流れ
今回はこちらのモデルさんの画像を使用します。
スキンレタッチの流れとしては以下になります。
- CameraRAWフィルターのテクスチャを調整
- 修復ブラシツールとコピースタンプツールでいらない部分を消す
- 色調補正する
大まかにはこの流れになりますので順を追って説明していきます!
CameraRAWフィルターのテクスチャを調整
まず肌のくすみやシワなどを大まかに除去する為に、画像を複製して上のレイヤーにCameraRAWフィルターを適用させます。
ショートカットキーはCmd+Shift+A(WindowsはCtrl+Shift+A)です!
この時にスマートオブジェクトにしておくと後々修正が出来ますので変換しておきましょう!
CameraRAWフィルターの基本補正の項目に「テクスチャ」がありますので、マイナス方向にスライドして調整します。
画像にもよりますが、大体-75にするといい感じです!
大体8〜15ぐらいで調整してみてください!
調整が完了したらOKを押して適用しましょう!
レイヤーマスクで肌の部分だけ表示させる
さて!CameraRAWフィルターを適用すると、肌はキレイになりましたが全体的にボヤボヤしていますよね?
そこでレイヤーマスク機能を使って肌の部分だけキレイにしていきます!
フィルターをかけたレイヤーを選択して「選択範囲」から「色域指定」を選択します。
色域指定のウインドウから「スキントーン」を選んで肌の部分に合わせるように大体30前後に数値を調整します。
この時に表示を白マットにするとわかりやすいですよ!
大体合ったらOKを押します。
すると選択範囲が作られるので、レイヤーパネルのマスクを作成ボタンを押します。
ちょうど肌の部分だけ表示されるようになりました!
後は髪の毛とか眉毛など肌ではない不必要な部分をマスクの黒で塗りつぶして調整します。
また少し抜けてしまっている肌の部分は白で塗りつぶします。
レイヤーマスクについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
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修復ブラシツールとコピースタンプツールでいらない部分を消す
ある程度肌をキレイにしたら、取り切れなかったくすみやシワや場合によってはホクロなどを修復ブラシツールとコピースタンプツールを使って消していきます!
ただ、スマートオブジェクトに直接塗る事は出来ないので先ほどのスキンレタッチした上に新規レイヤーを作成してそこに塗っていきます。
こうすることで後から修正したい場合にパーツごとに修正する事が可能です!
さくさく除去してこんな感じです!
修復ブラシツールとコピースタンプツールはこちらの記事で詳しく解説しています!
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色調補正する
さぁ!いよいよ最後になりました!
肌がキレイになったところで血色や目の下のクマなどをキレイにする為に、調整レイヤーで補正していきます!
僕がよく使う調整レイヤーと、用途を下にまとめました。
- トーンカーブ:
目元を明るくする事で魅力的に見せる
歯を白くする - 色相・彩度:
肌の発色を上げて健康的に見せる - カラーバランス:
肌の赤みやアザなどの調整
人物の顔をレタッチする場合はメイクをするような感覚で調整していきます!
(メイクなんてしたことないけどネ)
いい感じに出来たらこれで完成です!
上達するポイント
スキンレタッチの方法を解説していきましたが、いきなり出来るようになるのはかなり稀です。
そこでここを意識すれば上達するよってポイントをご紹介します!
スキンレタッチを過度にやりすぎない
これはメイクでもそうだと思いますが、過度にやりすぎてしまうとあからさまにレタッチした感が出てしまいます。
テクスチャを入れ過ぎると肌の質感が損なわれてツルツルのマネキンみたいな肌になってしまいます。
または、シワを消し過ぎると年相応に見えなくなって違和感が生まれてしまいます。
あくまでナチュラルビューティーを目指しましょう!
感覚としてはマイナス5〜10歳肌にするつもりでやってみましょう!
時々全体をチェックしてバランスを確認
レタッチは細かい部分をやる事が多いので、局所的に見がちです。
例えば目だけキレイになっても他のパーツとのバランスを見ないと違和感出まくりですよね?
なので、時々全体を引いて見てバランスを確認しながら作業を進めると吉です!
木を見て森を見ず的な、なんかそーゆーアレです!
とにかく数をこなす
もうこれは経験談になりますが、とにかく数をこなしてキレイに見えるバランスや程度を自分の体に覚え込ませましょう!
正面だけでなく横や振り返ってるポージングなどめちゃくちゃあるし、日本人モデルや海外モデルで肌の質感が全然違います。
これは本業でも教える機会がよくあるので、コツはあるけど近道は無い!とにかく数をこなしたら上手くなる!とよく言っていますね。
当ブログの管理人がオススメするPhotoshopを学べる書籍をご紹介します!
ポイントをわかりやすく押さえて解説されてますので、すぐに実践したくなりますよ!
デザイナーのトミナガハルキさん著書のズボラPhotoshop!
「デザイナーなのにズボラするなんて…どうなの?」と思われるかもしれませんがそれはノンノンです!
「簡単なのにカッコイイ、オシャレ」「作ってて楽しい」を元に手順を出来るだけ簡略化した55のテクニックをご紹介しています!
デザイン初心者さんの悩みの1つである「カッコイイものを作りたいのにどうやって作ればいいかわからない」を解消する事間違いなしですよ!
まとめ
いかがでしたか?
スキンレタッチの方法をまとめました。
- CameraRAWで大まかに肌をキレイにせよ!
- くすみやシワは修復ブラシとコピースタンプで除去!
- キレイに見えるように調整レイヤーで色調補正!
- あとは数をこなして体に刻み込め!(スキンだけに)
今はスマホアプリなどで簡単に肌をキレイにする事が出来ますが、細かい調整やプロが行うレベルまではまだまだPhotoshopには及びません!
もし、ご興味があれば一度やってみるとスキルの幅が広がりますよ!