こんにちは!
しがない雑食系クリエイターのはまやん(@hama_paz)です!
皆さんは画像を合成する時に必ず「影」を作りますよね?
でも影を作るとしてもキレイになじませるのは難しいですよね?
そこで今回は現役クリエイターのはまやんができるだけ簡単にリアルな影を作る方法を2つご紹介します!
- Photoshopで画像の合成をやりたい方
- 影の合成が上手くいかなくて悩んでる方
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元の素材と完成画像
まず、今回作る画像の元の素材と完成をご覧ください。
【アイテム画像向け】平置きの画像に影をつける
【人物画像向け】逆光の影をつける
画像はいつもお世話になっているO-DANから素材を探しています!
【アイテム画像向け】平置きの画像に影をつける方法
それではまず平置きの画像に影をつける方法を解説していきます!
用意したのは葉っぱの切り抜かれた画像と背景のテクスチャ画像です。
元の画像を右クリックしてスマートオブジェクトにしておきます。
スマートオブジェクトにしておくと、後で質感の再調整が出来ますので慣れないうちはスマートオブジェクトにしておきましょう!
こちらのレイヤーをコピー(Mac:Cmd+J Win:Ctrl+J)して下のレイヤー名をわかりやすく「shadow」にしておきます。
影のエフェクトを作る
「shadow」レイヤーをダブルクリックしてレイヤースタイルを開きます。
まず元の画像のテクスチャが邪魔になるので塗りの不透明度を0にしておきます。
次に「カラーオーバーレイ」にチェックを入れてカラーを暗めの色(今回は#161616)にして
描画モードを「乗算」不透明度を61ぐらいにします。
次にカラーオーバーレイの「+」ボタンをチェックしてカラーオーバーレイを追加します。
こちらは元の素材のカラーを少し入れた方がリアルなので元の素材のカラーを入れた色(今回は#2d4510)を選択します。
描画モードを「乗算」
不透明度を68ぐらいにします。
次にメインである影を入れていきます。
「ドロップシャドウ」にチェックをしてカラーを#000000にします。
描画モードを「乗算」
不透明度を61
角度を138°
距離を2px
スプレッドを16%
サイズを7pxにします。
次に段階的に影をつけていきたいのでドロップシャドウの「+」ボタンをチェックして追加します。
カラーは先程と同じ#000000
描画モードを「乗算」
不透明度を47
角度を138°
距離を12px
スプレッドを15%
サイズを7pxにします。
最後に元素材のカラーが入った影をフワッと乗せるとよりリアルになりますのでもう一度ドロップシャドウを追加します。
カラーは先程と同じ#2d4510
描画モードを「通常」
不透明度を23
角度を138°
距離を23px
スプレッドを6%
サイズを18pxにします。
これで影のエフェクトは完成です!
影の均一感を無くす
先程作った影のエフェクトですが、そのままだと均等に影が入っているのでやや不自然です。
なので、影のレイヤーをグネグネ動かしていって元の素材の凹凸感を出していきます。
Cmd(Ctrl)+Tで自由変形にしてツールパネルの「ワープモード」を選択します。
※画像赤枠参照
そしてツールパネルの「グリッド」を選択して「5×5」ぐらいにします。
グリッドの選の部分や点の部分を動かして凹凸感があるように影を動かしていきます。
接地面より高さがあると影が伸びて低いほど影が短い事を意識しましょう!
レイヤーマスクで微調整
最後に影が出すぎている部分をレイヤーマスクで微調整していきます。
影のレイヤーにこのままレイヤーマスクをかけてしまうと、そのマスクに対してレイヤースタイルが反映されてしまいます。
わかりやすく言うとレイヤーマスクとレイヤースタイルがケンカしてしまいます。
なので裏技としてもう一度「スマートオブジェクト」にしておきます。
そうすることで影が入った状態で一時保存されるので反映されることなくレイヤーマスクをかけることが出来ます。
これで完成です!
【人物画像向け】逆光の影をつける方法
次は逆光の影をつける方法を解説していきます!
逆光の表現でしっくりこない方はぜひ参考にしてみてください!
今回は人物の切り抜いた画像と砂漠の背景画像を用意しました。
光源を意識しながらトーンカーブで暗くする
まず背景素材から光源がどこにあるのかを意識するために、何でもいいのでアタリのラインを引いておきます。
トーンカーブの調整レイヤーを作成し、ハイライト部分を下げつつ、中間調あたりをグッと下げるイメージで調整します。
また、背景素材の画像のシャドウ部分と同じような色味や暗さになるように調整します。
この時に人物の画像のみにトーンカーブを適用したいので、Cmd(Ctrl)+Alt+Gで「クリッピングマスク」しておきます。
レイヤーマスクで影の部分のみ表示させる
このトーンカーブのレイヤーマスクで影が出るところのみにマスクを適用していきたいので光が当たっているところを
黒のブラシで消していきます。
この時に柔らかいブラシでマスクをかけても問題無いのですが、全体的にボンヤリした影の出方になってしまいますので、
「焼き込みツール」で境界をくっきりさせていきます。
焼き込みツールの設定は以下の通りです。
範囲;シャドウ
露光量:20%
元の画像の影の出方や逆光の参考になる画像を用意して見比べながら進めていくと吉ですね!
ハイライトの追加と光の漏れを追加
次に光が当たると明るくなるのでハイライトを追加していきます。
トーンカーブの調整レイヤーを追加し、ハイライト部分をグッと上げます。
調整後はCmd(Ctrl)+Alt+Gで「クリッピングマスク」しておきます。
次にトーンカーブの調整レイヤーをダブルクリックしてレイヤースタイルを表示します。
「ブレンド条件」のシャドウ部分の表示を調整してハイライト部分だけ表示されるようにします。
この時にAltを押しながらスライダーを調整するとなだらかに非表示にする事ができます。
最後に新規レイヤーを作成して、大きめの硬さ0%の白色のブラシで光の漏れを追加します。
光の漏れが出来たらレイヤーの描画モードをスクリーンにしたら完成です!
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簡単にリアルな影をつける方法のまとめ
簡単にリアルな影をつけるの作り方の内容を以下にまとめました。
- 平置きの場合はレイヤースタイルを組み合わせて段階的に影をつくっていこう
- 元素材の色味を入れた影を入れるとよりリアルな表現に
- 逆行の場合は光源を意識してトーンカーブとレイヤーマスクで影を作ろう
- レイヤースタイルのブレンド条件を使って不必要な階調を非表示にしていこう
影の作り方は色々ありますが、今回は簡単に作る方法2選ご紹介しました!
この記事を機会にリアルな影の表現を探求してみてはいかがでしょうか?