こんにちは!
しがない雑食系クリエイターのはまやん(@hama_paz)です!
皆さんはPhotoshopのアクション機能をご存知ですか?
簡単に言うと操作を記録させて同じ処理をボタン1つで実行させる機能です。
大量にレイヤーを複製したり、画像を書き出したりするのって面倒ですよね?
あらかじめアクションとして登録しておけば面倒な作業もPhotoshopがやってくれるのです!
この記事ではアクションの登録と実行の方法と、僕が実際に使っている参考例をご紹介します!
アクションの登録方法
まずアクションの登録は理解するまで少し時間はかかります。
出来たと思っても実行するとエラーが連発する事も最初の方はあります。
ただ、ひとつひとつ紐解きながら修正していくと、Photoshopの理解が深まるという副産物もあるので頑張りましょう!
アクション登録までの流れ
- 手順をイメージする
- 記録ボタンを押して手順通りに操作
- 実行してエラーが出たら修正
手順をイメージする
まだこの時点ではPhotoshopは触らず最初から最後までの手順をイメージしてみましょう。
手順を理解していないとアクション登録をする時にエラー連発しますのでここが重要です!
今回は参考として「画像レイヤーを明るくしてjpgに書き出す」を自動化するとしますね。
順序としては
- トーンカーブの調整レイヤーを作成
- トーンカーブの値を調整
- Web用に画質70で保存
になります。
実際にPhotoshopで手順通りにやってみてもOKですよ!
記録ボタンを押して手順通りに操作
では、イメージ出来たところで実際に登録していきましょう!
アクションパネルを「ウインドウ」から「アクション」で呼び出しましょう。
新規グループを作成して名前をつけます。
それから新規アクションを作成して名前をつけます。
この時点から操作が記録されますので、イメージした通りに操作していきましょう。
今回の参考例ではjpgに書き出したら終了なのでここで停止ボタンを押したら、アクション登録は完了です。
実行してエラーが出たら修正
では実際にアクションを実行していきましょう!
アクションパネルで先ほど作成したアクションを選んで再生ボタンを押します。
するとあら不思議、なんか勝手に動いているではありませんか!
実際に画像も書き出されていますね!
もし、エラーが出る場合はその箇所で停止してくれますのでエラー箇所を確認して修正していきましょう!
(今回はアクションで指定している保存先のフォルダが無い為エラーが出ています)
注意点
名前が同じレイヤーやグループを名前変更せずにアクションを登録してしまうと、Photoshop側が該当している名称全てに実行しようとしてしまいます。
ですので、名前を変更するプロセス自体も記録させる必要がありますので注意しましょう。
管理人が実際に使っているアクション例
ここでは僕が実際に本業の方で使っているアクション例をまとめましたのでご紹介します!
jpgを書き出して保存せず終了
こんなのバッチ処理で複数ファイルを一括で出来るんですが、仕事柄他の人が作成したファイルをチェックする事がよくあります。
で、個人的に一気にファイルを開いてからチェックしたファイルとしてないファイルをわかりやすくする為にこういったアクションを作成しています。
30ファイルぐらいあると書き出して保存しますか?って聞かれるのが面倒になってくるんですよね(ズボラ)
以下に登録する手順をまとめました。
- Web用に保存(画質70ぐらい)
- 保存しますか?で「いいえ」を選んで閉じる
レイヤーを複製してグループにまとめる
よく合成とかでレイヤーをあらかじめ複製しておく事があるのですが、結構手間なのでこちらもアクション登録しています。
以下に登録する手順をまとめました。
- レイヤーを任意の数に複製
- レイヤーの名前を変更する(例:1,2,3,4とかa,b,c,dなど)
良く使う調整レイヤーを一括で作成
レタッチ業務などで使う調整レイヤーを先にババっと作成しておいて、必要に応じて使い分けたりしますので重宝しています。
CameraRAWでも出来るんですが、細かい調整だと調整レイヤーで分けた方が良いのでこういった使い方をしています。
以下に登録する手順をまとめました。
- トーンカーブ、レベル補正、色相・彩度、カラーバランスの調整レイヤーを作成
- 決まっているなら各レイヤーの数値を調整する
アクションファイルを書き出し&読み込み方法
アクションは一度作成すると他のPCに読み込んだりする事が出来ます。
読み込み方法
「ウインドウ」から「アクション」を選択してアクションパネルを表示します。
右上のオプションボタンから「アクションを読み込み」を選択します。
あとはダウンロードしたアクション素材を選ぶと無事読み込みが完了です。
アクションについてはこちらの記事でも紹介しています。
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まとめ
いかがでしたか?
アクション機能の作成方法を以下にまとめました!
- アクションは手順をイメージしてから作成しよう
- 記録する時に名前を変更するプロセスも組み込もう
- 作成したアクションファイルは書き出し&読み込みが可能
今回は登録方法を中心にご紹介しましたが、やろうと思えば調整レイヤーの数値を事細かに設定したり、複数レイヤーの設定が済んだ状態をボタン一発で作る事も出来ます!
非常に便利な機能なので、ぜひお試しください!