こんにちは!
しがない雑食系クリエイターのはまやん(@hama_paz)です!
Instagramやミュージックビデオなどでよく見られる70年代風のぼんやりと夢の中にいるような加工が最近増えていますよね!
ドリーミーグロウエフェクトって言うらしいですよ、奥さん!
あんな画像を作りたい!って思われた方もいるかと思います。
そこで今回は現役クリエイターがPhotoshopで70年代風のドリーミーグロウエフェクトの作り方を解説していきます!
- Photoshopのエフェクトを覚えたい方
- 画像をchillしたい方
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元の素材と完成画像
まず、今回作る画像の元の素材と完成をご覧ください。
画像はいつもお世話になっているO-DANから素材を探しています!
元の画像をスマートオブジェクトにする
まず元の画像を右クリックしてスマートオブジェクトにしておきます。
スマートオブジェクトにしておくと、後で質感の再調整が出来ますので慣れないうちはスマートオブジェクトにしておきましょう!
こちらのレイヤーをコピー(Mac:Cmd+J Win:Ctrl+J)しておきます。
元の画像は後で使用しますので置いておきます。
ぼかしのエフェクトを適用する
先程スマートオブジェクトにしたレイヤーにぼかしのエフェクトを段階に分けてかけていきます。
ぼかし(ガウス)のエフェクトを適用する
昔のカメラのピントが少し甘い感じを出す為にぼかしエフェクトを適用します。
「フィルター」から「ぼかし」の「ぼかし(ガウス)」を選択します。
適用量は1〜2程にしておきます。
適用後はレイヤーをコピー(Mac:Cmd+J Win:Ctrl+J)しておきます。
ぼかしギャラリーのエフェクトを適用する
コピーしたレイヤーに夢の中にいるようなぼかしのエフェクトをかけていきます。
「フィルタ」から「ぼかしギャラリー」の「パスぼかし」を選択します。
そうするとPhotoshopの画面がぼかしギャラリーの画面に切り替わります。
右側のツールパネルにある「パスのぼかし」にチェックされている事を確認します。
タブの基本ぼかしと書いている箇所をクリックして「後幕シンクロフラッシュ」に変更します。
すぐ下の「速度」「テイパー」の数値を調整します。
画像によりますが、今回は速度:94% テイパー:7%にしました。
※画像①参照
次に少し下にいくと「モーション効果」というタブがありますので選択します。
「ストロボフラッシュ」の数値を調整します。
数値が低いほどボケ感が出るんですが、今回は50%にしました。
※画像②参照
調整が終わったら画面上部のOKを押します。
※画像③参照
適用後このレイヤーの不透明度を60〜75程にします。
最後にこのレイヤーをコピー(Mac:Cmd+J Win:Ctrl+J)しておきます。
ぼかしとトーンカーブを適用する
先程コピーしたレイヤーにさらにぼかしエフェクトをかけていきます。
「フィルター」から「ぼかし」の「ぼかし(ガウス)」を選択します。
適用量は原型が見えなくなる180〜200にします。
このままだとボケボケなのでレイヤーの描画モードを「スクリーン」にして、
不透明度を50ぐらいにしておきます。
このままでも良いんですが、もっと夢の中にいるような感じにしたいので色調補正をしていきます。
調整レイヤーなどが多くなり、どれがどのレイヤーなのか整理するために今回は調整レイヤーを使用するのではなく、レイヤーに直接適用していきます。
「イメージ」から「色調補正」の「トーンカーブ」を選択します。
中間〜ハイライト付近がフワッと明るくなるように調整していきます。
さらにシャドウは少しずつ抑えつつ下がった分のハイライト付近を上げるためにもう一度トーンカーブを直接適用します。
ぼかしエフェクトを適用した現在のレイヤー構成はこんな感じです。
出来た3つのレイヤーを全て選択して右クリックから「スマートオブジェクトに変換」を選択して1つにまとめておきます。
色収差(グリッチ)エフェクトをかける
いい感じにぼかしのエフェクトがかかった画像にさらにドリーミーにしていきます!
まず、色収差(グリッチ)エフェクトをかけていきます!
スマートオブジェクト化したレイヤーを3つにコピー(Mac:Cmd+J Win:Ctrl+J)します。
それぞれ「Red」「Green」「Blue」とレイヤーの名前を変更しておくとわかりやすいですね。
名前の変更が終わったらレイヤーをダブルクリックしてレイヤースタイルを表示します。
「レイヤー効果」の「高度な合成」の欄にRGBとそれぞれチェックされている項目があります。
この項目は全て選択されていると光の三原色であるRGBが全て表示されている状態となります。
色収差とはレンズの歪みなどでズレが生じることで輪郭などが色がついてる状態(顕微鏡とかCCDカメラとかの映像でよくあるアレです)になります。
その色収差の状態を再現するために今から各原色ごとにバラしていきます。
まずはRedだけを残したいのでRed以外の2つのチェックを外してOKを押します。
これを残りのGreenはGreenだけ残す、BlueはBlueだけ残すようにそれぞれ適用します。
全て適用させると画面の見た目は変わり無いですよね?
この状態で少しだけRedのレイヤーを移動ツールで移動させてみましょう。
色収差が出来ていますね!
GreenやBlueなどを動かしたり自由変形で伸ばしてみたりして好みのズレを表現していきましょう!
スターエフェクトをかける
次によりドリーミー感を出すためにスターエフェクトをかけていきます!
最初に置いておいた何も適用していないレイヤーをコピー(Mac:Cmd+J Win:Ctrl+J)します。
「イメージ」から「色調補正」の「レベル補正」を適用します。
シャドウとハイライトの距離をグググッと縮めてバキバキにしていきます。
次に「フィルター」から「ぼかし」の「ぼかし(移動)」を適用します。
角度を45度にして距離を250pxぐらいにしておきます。
最後に「イメージ」から「色調補正」の「白黒」を適用します。
画像の色味によりますが、今回はレッド系が残るように調整していきます。
そしてレイヤー描画モードを「スクリーン」にします。
このエフェクトレイヤーをコピー(Mac:Cmd+J Win:Ctrl+J)します。
先程かけたぼかし(移動)のエフェクトをスマートフィルターの欄からダブルクリックして
角度を-45度にします。
このままだと全体的にかかりすぎていますので2つのレイヤーを選択してグループ化(Mac:Cmd+G Win:Ctrl+G)して、レイヤーマスクをかけます。
ハイライトの部分だけ反射するようなイメージで不必要な箇所を黒でマスクしていきます。
レイヤーマスクについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
最後にもっと強調させたい部分にスターエフェクトを追加していきます。
新規レイヤーを作成して白のスターブラシで塗り塗りしていきます。
スターブラシはこちらでダウンロード可能です!
最後に全てのレイヤーを選択してスマートオブジェクトに変換して1つにまとめます。
CameraRAWフィルターで調整
最後にCameraRAWフィルターでカラーの調整をかけていきます。
以上で完成です!
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70年代風のドリーミーグロウエフェクトの作り方のまとめ
70年代風のドリーミーグロウエフェクトの作り方の内容を以下にまとめました。
- ぼかしエフェクトを複数かける
- RGBをレイヤーごとにわけて色収差エフェクトを作る
- スターエフェクトをかける
今回は70年代風でしたがもっとぼかしを多めにしてシャドウを潰して80年代風やポップな感じにして90年代風にすることも出来ます!
ぜひお試しあれ!