こんにちは!
しがない雑食系クリエイターのはまやん(@hama_paz)です!
皆さんはフォント選びをどうされていますか?
世の中に星の数ほどあるフォントから気に入ったものを探すのって、かなりの時間がかかりますよね?
ましてや、色んなサイトから探してダウンロードしてフォントのフォルダに入れてって作業、ぶっちゃけ面倒くさくないですか?
しかもいちいちPhotoshopとかのソフトを立ち上げ直さないといけませんよね。
そんなわずらわしさを解消して、フォント選びからすぐデザインに適用させられるサービスがあったらメチャクチャ便利じゃないですか?
そこで今回はAdobeが提供しているAdobeフォントの使い方をご紹介していきます!
- デザインを始めたてでフォント選びがわからない人
- 便利なサービスを知りたいクリエイター
Adobeフォントとは
AdobeフォントとはAdobeが提供しているフォント同期サービスになります。
従来まではフォントを買うかフリーフォントをダウンロードして使用するかのどちらかでした。
冒頭でも触れましたが、フォントをダウンロードしたらそのまま使えるわけではありません。
PCのフォントを管理しているフォルダに入れることではじめて使用できます。
その際にフォントを読み込むために一度Photoshopなどのクリエイティブソフトを終了しないといけません。
ある種慣例だったフォントを使用するまでのフローを取っ払ったのがAdobeフォントになります。
Adobeが提供しているフォントをAdobeが提供しているソフトで使用するという流れを一元化する事で、わずらわしさを解消しています!
https://www.adobe.com/jp/creativecloud/information/fonts.html#feature
ソフトだけでなく、それに付随する部分もサービスとして提供しているところがさすがAdobeですね!
Adobeフォントを使うメリット
次にもう少し具体的にAdobeフォントを使う事のメリットを解説します!
作業しながらすぐフォントを適用できる
先程もご紹介しましたが、フォントを探してダウンロードして適用させるというフローが圧倒的にスムーズな点です!
頭の中でイメージしていたデザインのアイデアがフォントを探している間にフォントを探す脳になってしまうので、
別のイメージになってしまった…って事もあるあるかと思います。
鉄は熱いうちに打てと言わんばかりに、イメージが出来上がったまま作業をする事が出来ます。
とりあえずイメージと文字を配置して、フォントを選んで適用させるまでが作業を止める事なく完結出来てしまいます!
この機能は使えば使うほど便利さを実感出来ますね!
複数のAdobeソフト間でも文字崩れが起きない
同じ会社が提供しているので当たり前っちゃ当たり前なんですが、複数のAdobeのソフト間でデータを連携させても文字の崩れが起きません!
別の会社が提供しているソフト間をまたぐ時にフォントの互換性があるのと無いのとでは、作業効率や利便性がだいぶ変わってきます。
特にクリエイティブ関連のソフトは海外メーカーが多いため、日本語に対応していないケースもあります。
この問題が解消されているのは、とても便利ですね!
好きなだけダウンロード出来る
Adobeフォントではダウンロード数に制限はありません。文字通り無制限でダウンロードして使用することができます。
実際にデザインを作りながらフォントを適用してみて、イメージと違うなと思ったらまた別のフォントに変える事も即座に気軽に行う事が出来ます!
CreativeCloudユーザー同士ならフォントのやりとりが簡単
従来ではフォントを持っていないPCでデータを開いた時に「フォントがありません」と表示されてしまいました。
なので、Illustratorでアウトラインの作業(テキスト文字をシェイプ化させる)が必要でした。
しかし、CreativeCloudユーザー同士ではデータを開いた時に「PCにこのフォントがありません。アクティベートしますか?」と出てきますので、
探す手間も省いて即座に適用されます。
印刷の入稿データでは印刷機のソフトの仕様上、まだまだアウトラインの文化は残っていますがいずれその辺りも改善されていくかもしれませんね!
Adobeフォントのデメリット
逆にAdobeフォントを使っていてここはイマイチだなと思う部分をご紹介していきます。
※Adobeは随時機能をアップデートしているので、現時点ではデメリットでもいずれ解消する部分もあるかもしれませんので期待して待ちましょう!
Adobeのソフト以外では使えない
これは言わずもがなですが、Adobeが提供しているフォントなので例えばExcelとかWordなど別の会社が提供しているソフトに
ダウンロードしたフォントを使う事は出来ません。
もしかしたらマイクロソフトやAppleなど大手のIT企業とは業務提携などで使えるようになるソフトも出てくるかもしれませんね!
日本語フォントが少ない
Adobeフォントは日本語フォントにも対応はしていますが、英字フォントに比べるとまだまだ数が少ないです。
しかし随時アップデートのたびに日本語フォントも追加されていっていますし、業界最大手のモリサワや凸版印刷などと業務提携を行っています!
なのでメジャーなフォントは揃っている点は安心ですね!
Adobeフォントの使い方
それでは実際にAdobeフォントの選び方とアクティベート(ダウンロード)方法を解説していきます!
CreativeCloudアプリを開いて画像赤枠の「フォントを管理」を選択します。
すると画面中央の表示が切り替わりますので、画像赤枠の「別のフォントを参照」を選択します。
するとWebブラウザが立ち上がりますのでこちらから好きなフォントを選んでいきます。
15,000種類ものフォントがあるので様々なフィルターを使ってフォントを探す事ができます。
欲しいフォントが見つかれば「ファミリーを表示」を選択します。
画面が切り替わりますので、画像赤枠の「アクティベート」を選択すると完了です。
この時点からお使いのAdobeソフトで先ほどアクティベートしたフォントを使用する事が出来ます!
便利な機能のひとつに実際にデザインで使用する時の文章を入力してフォントのイメージを確認する事が出来ます!
無駄にフォントをアクティベートし過ぎなくなるし、一覧でザーッとフォントを選ぶ事が出来るので便利ですね!
Photoshopから探す場合
Photoshopから探す場合は文字ツールパネルのフォントを選ぶ箇所をクリックします。
画像赤枠の「AdobeFontsから追加」が出てきますので選択します。
あとは先ほどと同様にWebブラウザが立ち上がりますので、アクティベート方法は同じです。
また、フォント上でAdobeフォントのみをフィルタリング出来ますのでこの機能も便利ですね!
フォントパックもある
デザインの方向性が決まっていればAdobeがセレクトした「フォントパック」を使えばテーマに応じたフォントを一括でアクティベート出来ます!
複数のフォントを探す手間が省けますので、時間が無い方にはピッタリですね!
しかもテーマの数も豊富にありますので、会社の年賀状やイベントごとを急に任されたそこのアナタ!
一度チェックしてみてください!
※アクティベート期間は180日間になりますが、期限後も再度アクティベートすれば引き続き使用出来ます。
マッチフォント機能
マッチフォントとはAdobeのAi技術である「Adobe Sensei」の技術を使用して画像から似たフォントをPCにインストールされているフォントから探してくれる機能です!
また、Adobeが提供している「Adobe Font」からも似たフォントを探してくれます!
この機能はPhotoshopCC2019から提供を開始していますので、それ以前のCC製品をお使いの方はこれを機会にアップデートをオススメします!
知りたいフォントがある箇所を選択範囲で囲います。
選択範囲が出来ている状態で、ツールバーの「書式」から「マッチフォント」を選択します。
別ウインドウが出てきますので上部の「欧文」か「日本語」を選択します。
すると下に似たフォントが出てきます。
ウインドウ下部の「AdobeFontsからアクティベート可能なフォントを表示」のチェックをしておくとAdobeFontから選ぶ事ができます!
マッチフォントについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
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Adobeフォントのまとめ
Adobeフォントの内容を以下にまとめました。
- 15,000種類あるフォントから作業しながら選ぶことが出来る
- CCユーザー同士であればフォントの同期がスムーズに
- 日本語フォントも数は少ないが大手企業のフォントが使える
今までのフォントの在り方に一石を投じたAdobeならではのサービスで、一度使うともう戻れません!
随時アップデートもされていきますのでこの機会にぜひ使ってみてください!